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日本の闇 医療保護入院の恐ろしさ

日本の闇 医療保護入院の恐ろしさ こころ

先日、精神病床数が世界一という日本の精神病院について調べるほど、闇の深さを感じ、なんだか恐ろしくなってきました。

精神病院への入院措置に「医療保護入院」というものがあるのですが、ご存知でしょうか。

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医療保護入院とは何か

 

ウィキペディアによると、医療保護入院は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の33条に定められている精神障害者の入院形態の1つ。

精神が病んで、自傷や他害のおそれがある時には、「措置入院」か「緊急措置入院」という形態として強制入院させることができるようですが、自傷や他害のおそれがないときに使われるのが「医療保護入院」。

ちなみに患者本人に入院する意志があって入院に同意する場合は、「任意入院」という形態になります。

措置入院または緊急措置入院は、2人の指定医の診断を受け、都道府県知事が入院を決める制度で、第三者の視点が入りやすいようですが、医療保護入院は違う。

自傷や他害のおそれがないのに、医師と家族の同意だけで強制入院させてしまえるのです

本人が入院を拒否してもです。

これって、家族が入れたいと思えば、精神科病院に閉じ込めてしまうことができるということです。

この制度、恐いと思いませんか。

 

精神科医師は、精神障害者の訴えなど聞き入れない。

信用できる度合いが低いからです。

保護を希望する家族の言い分だけを鵜呑みにしてしまいますよね。

 

自傷や他害のおそれがないなら、強制する必要なんてないのに。

誰のためにある制度なんでしょうか。

 

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医療保護入院はなぜ増える?

 

医療保護入院と措置入院の届出数は、1999年から2015年の16年間で倍増しているとのこと。

医療保護入院は85,305件から177,365件。

措置入院は3,575件から7,106件。

2000年から医療保護入院が増え続けていて、鍵のかかる個室も増え、隔離・身体拘束がしやすくなる環境が作られているようです。

 

時代と逆行しているではありませんか。

どうなっているんだ?

 

増え続ける原因として、精神科救急病棟(スーパー救急)の存在があるようですね。

これは、精神療養病棟の約3倍の診療報酬が設定されていて、一番のドル箱病棟となっているそうですよ。

やっぱりお金ですね。

 

精神科救急病棟では、いろいろな条件がある中で、年間入院患者の6割以上が任意ではない入院であることも条件の1つになっています。

だから、病棟維持のために強制入院を増やさねばならないわけです。

任意ではない強制入院なら、抵抗するのが当たり前。

だから、病院側が患者を隔離・拘束するのも当たり前になってきているのですね。

恐ろしい。

 

家族仲、夫婦仲が悪かったりなどして、家族の誰かの悪意で突然入院させられ、拘束されるなんてこともあるようで、そんなことが自分の身に起こればトラウマレベルです。

調べると、心が重くなるようないろいろなことが起こっているようです。

興味がある方は読んでみてください。

↓↓↓↓↓

精神医療の真実 https://ameblo.jp/momo-kako/entry-12509313076.html

東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/340162?page=3

東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/326880

統合失調症 家族のブログ http://tougousittyou-kazoku.info/?page_id=99

国家犯罪としての医療保護入院制度、その証明 http://antigangstalking.join-us.jp/AGSAS_Step01.htm

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精神病院の課題

 

まだまだ多くの課題があるとは思いますが、どうにかして欲しいと感じたものを載せておきます。

 

・電話・面会・外出の制限も入院の種類にかかわらず可能で、患者の病院での人権は制限されていて、暴力的に支配する悪徳病院もあり、密室性、閉鎖性がある。
任意入院でも指定医が判断すれば、身体拘束などの行動の自由を制限でき、保護室や個室への12時間を超す隔離(閉じ込め)ができる。

・強制入院、閉鎖病棟、身体拘束が増え、人権状況はむしろ悪くなっていて、長期入院の解消もさほど進んでいない。

・強制入院を定める精神保健福祉法には、強制入院を開始する場合の入院の理由を開示することを求めていないため、開示請求をしても、入院を強いる理由が黒塗りになって出てくることが多い。
これは、知る権利が保障されていないことを意味する。

・各都道府県に設置されている精神医療審査会は、精神保健指定医や弁護士等から構成されていて、本人や代理人による退院請求等を検討し、退院の可否を判断する機関。
この機関がほぼ機能していない。
入院届や定期病状報告で、入院継続不要と判断された割合はほぼ0%だということで、逆に入院を追認する機関ともいえる。

 

 

感想▼

精神病院は、一度入るとその後はなかなか出られないようです。

精神病院に入院するということは、終身刑を言い渡されたのと同じような気がします。

手足を縛られるなどの拘束を受け、まさに生き地獄。

恐ろしいし、こんな現状の日本が恥ずかしい。

どうにかしないといけません、 絶対に。

 

 

 

 

(参考:大阪精神医療人権センター https://www.psy-jinken-osaka.org/archives/saishin/2967/)

(参考:大阪精神医療人権センター https://www.psy-jinken-osaka.org/archives/etic/4245/)

(参考:東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/331577)

(参考:精神障害当事者会ポルケ https://porque.tokyo/2020/01/19/post-1741/)

(参考:恣意的拘禁ネットワーク https://naad.info/seishin/)

(参考:SYNODOS https://synodos.jp/opinion/society/22678/)

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