いつのまにかニベアを昨年からかかさず使い続けています。
きっかけは娘が購入したニベアの青缶。
青缶にたっぷり入ったクリームを使い始めたら手放せなくなりました。
なぜかというと、超がつく乾燥肌の私がこのニベアを顔に塗ると、保湿が長~く続き、潤います。
169gで700円ほどのリーズナブルニベアを、私のように毎日顔に塗り続けても大丈夫なのか、「ニベアって美白効果もあるんだって。」と言った娘の言葉は本当なのか、他にも何か効果があるのかをネットで調べてみることにしました。
ニベアについての記事ってごろごろありますね~。
ニベア青缶の成分解析 乾燥肌に効果はある?
ニベア青缶は、ニベア花王株式会社(東京都)の商品。
青缶の裏には、「 顔にも身体にも、全身のスキンケアに家族みんなで使えます。 」と書いてあるので、顔に思いっきり塗っていました。
冬場は顔にベタベタ付けて寝ると、翌朝はしっとり。
夏場は超乾燥肌の私でも、少量を塗り込む程度でOK。
缶の裏に書いてある成分を書き出してみます。
ニベア青缶 169g
【成分】
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
美容化学者のかずのすけさんのサイト 「かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき」(https://ameblo.jp/rik01194/entry-11631171735.html)に、ニベア青缶の成分解析が載っていました。
ニベア青缶の総合評価は☆5のうち3。
・ミネラルオイル
厳密にはオイルではなく、 流動性パラフィン という物質で安定性が高く、酸化の心配のない油状基剤。
高重合シリコーンと同様かそれ以上に濃密な皮膜を張り、 いい意味では潤滑性に優れ、悪い意味では非常にベタつく ベースを作る。
・ワセリン・グリセリン
保湿ベース
・水添ポリイソブテン・シクロメチコン・マイクロクリスタリンワックス
重厚なオイル皮膜ベース
成分名は、多く入っているものから順に表示されています。
ニベアの成分の大部分を占めるミネラルオイルからマイクロクリスタリンワックスまでの成分は、お肌の上に強力な油状皮膜を張り付けて、内部の水分の蒸発を防ぐ効果は相当見込めるようです。
でも、これらの成分は、 石油をベースに人口的に抽出するか合成された安価な素材 。
成分自体は悪くはないようですが・・・
植物オイルには、栄養成分が豊富に含まれており、お肌を保護しながら栄養成分も届けてくれるので、美容効果が得られます。
ニベアの石油由来のオイルは、表面的には保護されるけれど、お肌には何も補われていないため、美容効果は得られない ということです。
やっぱりねえ。
安いのに美容効果があると期待してはいけないんだ。
かずのすけさんはニベア青缶を「 オイル皮膜ができるだけのクリーム 」で、 お肌本来が潤っているわけではない と結論付けています。
また、同じくかずのすけさんのサイト
「ニベア」でお肌が美しく? “ニベア最強神話”の真相とは? https://ameblo.jp/rik01194/entry-11631247966.html)
では、 ニベア青缶が、 高級化粧品「ドゥ ラ・メール」(100gで5万円!!)とほぼ同じ成分 としています。
が、「ドゥ ラ・メール」が、 数百円の価値しかないのに、万という超ボッタクリの値段設定がされており、「ドゥ ラ・メール」はニベア青缶の価格が適正価格だとしています。かずのすけさん、かなり怒ってるようですね~
「ニベアにできるのは、重厚オイル皮膜で不自然にテッカテカの皮脂膜の代わりを作ることくらいで、それそのものが保湿効果を発揮したり、毛穴を目立たなくさせたり、皮脂の分泌を抑えるなんてことは出来ません。」
だそうです・・・。
残念。
ニベアの低価格で美容効果があるなら、この世に化粧品会社があふれるほど多くは存在しないはず。
会社は利益重視なので、低価格の商品は、低価格なりの成分しか入っていないから、美容効果は期待できないと考えなくてはならないようです。
利益重視ではない会社も存在してくれればいいのに・・・。
また、成分自体は悪くないため、毎日塗っていい。
美白効果はあるの?
次に美白効果はあるのでしょうか!
これもですね、かずのすけさんのブログで検証していました。
「ハトムギ化粧水+ニベアクリームに美肌効果や美白作用はあるのか?検証してみた(後編)」(https://ameblo.jp/rik01194/entry-12403365910.html)によると、ニベアクリームには白色の粉である、 ジステアリン酸Alとステアリン酸Mg が入っているため、塗ると、 うっすらと肌が白く見える ようです。
そのため、普通の美白化粧品では少なくとも一ヶ月以上はかからないとトーンアップが分からないはずなのに、ニベアは塗るだけですぐに肌が白くなって見え、塗った直後に肌のトーンがアップはする。
でも、やはり、こちらも美白作用があるわけではないのです。
またまた残念。
こちらもその場しのぎの美白対策ですね。
自分自身でこちらは感じていました。
塗った直後はつややかになり、少し白くなっていたので、嬉しさはありましたが、顔を洗った直後の自分の顔は、以前と変わらず。
気になるのはですね、この白い粉が毛穴に詰まったりするようですよ。
それと、ニベアにはオイルがたっぷりと入っているため、日焼けしやすくなるということもネットサーフィンすると書かれています。
こちらに関しては、日焼け止めには石油系オイルの炭化水素油が使用されています。
ニベアのオイルは炭化水素油で、油としては安定性が最も高い種類で、紫外線を吸収しても熱エネルギーなどの別のエネルギーに変換し、比較的肌への負担が少ないようです。
安定性が高くない油である、ラズベリーシードオイル、オリーブオイルなどの 植物性オイルの方が要注意 で、紫外線吸収効果自体はあるけれど、油の安定性が低いため、酸化反応を起こして過酸化脂質等の肌に炎症を起こす有害物質を作ってしまうようです。
よって、ニベアが日焼しやすくなるということはないと考えていいと思います。
ニベアには美白、乾燥肌のどちらにも効果がない残念な結論に至りました。