医療機関では、わきがや多汗症に塩化アルミニウム液の外用療法を行っているようです。
医療機関で塩化アルミニウムが使われるということは、わきがや多汗症に最も効くということを裏付けているといえます。
このページでは、価格が安く、効き目が強い塩化アルミニウム液の購入先を紹介しています。
効果があって救われてきた、塩化アルミニウムが主成分の「デトランスα」だけど・・・
「デトランスα」には救われています(パースピレックスとも呼ばれています)。
以前記事にもしていますが、「デトランスα」をわき全体にまんべんなく塗ると、汗をかいてもにおいません。
(以前の記事に書いていたデトランスαの成分は、現在は含まれる成分が変わっています。)
「塩化アルミニウム」は汗腺に蓋をして、汗そのものを出さないようにする作用があるんです。
わきに塩化アルミニウムを塗ると、汗をかいてもわきの汗自体が出なくなります。
しかも、液体のロールオンタイプでコロコロととても塗りやすい。
いろいろな制汗剤を試し、ようやくたどり着いた手放せない制汗剤。
わきが、多汗症専門のクリニックでも、このデトランスαをすすめているところがありました!(https://www.shiromoto.to/ct/wakiga/method/perspirex.php)
効果はお墨付きですね。
ユーアップという海外通販サイトから購入していました。(https://www.you-up.com/)
もう5年以上は使っていますが、気になっていたのが「 価格 」!
定期コースで購入していて、単価は4,080円なのですが、手数料が350円とられ、容量20mlで1個4,430円 。
週に1~2回の使用でいいようですが、私は間隔が空くと不安なので、1~2日おきに使っていました。
週4回ほど使っていたことになりますね!!
それでもなんとか2か月ぎりぎりもつかという感じ。
週1~2回の方は3か月以上はもつのではないでしょうか。
私の場合、わきの制汗剤で1カ月あたり約2,200円の出費ということになります。
毎月の出費は他にもいろいろあるため、わきだけに2,000円以上の出費があるのは当初から気になっていました。
そのため、「デトランスα」と同じような成分で、同じように効果があり、もっと安いものはないかと再びいろいろと調べてみたんですよ。
現在の「デトランスα」の成分と塩化アルミニウム濃度
もともと皮膚が弱い私は、アルコールフリーの敏感肌用を使っています。
敏感肌用の成分です。
アルミニウムクロリッド 、ジプロピルヘプチルカーボネート、PPG-20メチルグルコース、(C15-19)アルカン、グリセリン、ポリアクリレートクロスポリマー-6、トコフェロール、水酸化Na、水
普通肌用の成分です。
アルコールデナ、 アルミニウムクロリッド 、カルシウムラクタート、ハイドロキシプロピルセルロース、水素化キャスターオイル
こうしてみると、成分がかなり違いますが、普通肌に最も多く含まれているアルコールデナは、皮膚刺激があり、痒みを生じさせるようです。
わき、多汗症に効果がある成分が、アルミニウムクロリッド=塩化アルミニウム です。
この塩化アルミニウムの濃度が高いほど、効果が高くなるということなのですが、デトランスαの濃度は、定期コースに入っているカタログには見落としているのか見つけることができませんでした。
他サイトをみると、 敏感肌用が10.27% 、 普通肌用が20% となっています。(https://aseken.com/perspirex-types/)
普通肌の方が汗腺に蓋をする力が強いということです。
10%も違うなんて知らなかった・・・
普通肌用は、敏感肌用より蓋をする力が強いため、効果も長く続くようです。
その分塗る回数がさらに減らせるので、減らす分かぶれにくくなります。
私も、最初から敏感肌用でなく、普通肌用にしとけばよかった。
効果は強く、1個3か月以上ももつ。
コスパも良くなったのに・・・
しっかりと説明を読んでいなかったなあ。
スポーツをして汗を大量にかく方は、普通肌用の塩化アルミニウム20%濃度を使った方がいいですね。
医療機関の外用療法の塩化アルミニウム濃度はどのくらい?
広島にある「こころ皮ふ科クリニック」(http://cocoro-hihuka.com/AlCl2.html)の塩化アルミニウム溶液の処方を引用します。
多汗症の治療ガイドラインでは 、
脇の多汗症には 10-35%塩化アルミニウム溶液の外用
手のひらや足の裏では20-50%塩化アルミニウム溶液の外用
が推奨されています。そのため、当院では、20%塩化アルミニウム溶液と40%塩化アルミニウム溶液を用意しています。
一般的には、脇には20%塩化アルミニウム溶液、手のひらと足の裏には40%塩化アルミニウム溶液を外用してもらいますが、濃度が高い方が治療効果は強いです。
ただし、濃度が高いほどかぶれやすくなりますので、注意が必要です。
この病院では、わきに使う塩化アルミニウム濃度が20%で、手のひらと足の裏には40%の塩化アルミニウム液を処方してもらえるということですね。
多汗症の治療ガイドラインでの塩化アルミニウムの濃度のマックスは 、
脇が35% で、 手のひらや足の裏は50% !
このぐらいの濃度でも大丈夫だということです。
ただし、敏感肌の人はかぶれやすくなるということ。
安く作れ、濃度調整も自分でできるなら作りたいですね。
薬剤師が作った薬局製造販売医薬品の塩化アルミニウム液が通販で買える!
薬剤師が作った、薬局製造販売医薬品の塩化アルミニウム液が通販で買えるのです!
もっと早く気付けばよかったとかなり後悔しています。
さきほどの「こころ皮ふ科」の 塩化アルミニウム溶液の料金です。
塩化アルミニウム溶液は院内で調合しています。
健康保険は適応されず、塩化アルミニウム溶液については実費で頂きます。
令和元年10月から消費税率の変更に伴い料金を改変しました。
20% 塩化アルミニウム溶液 100ml 1,650円 40% 塩化アルミニウム溶液 100mlう 2,100円
そして見つけた通販の塩化アルミニウム液は薬剤師が作った薬局製造販売医薬品。
おそらく、病院と同じ処方だと思われます。
成分は、100ml中に塩化アルミニウム(III)六水和物20gと消毒作用があるベンザルコニウム塩化物0.02gが入っています。
塩化アルミニウム濃度20%ですね。
そして安い~!!!
楽天だと、90ml 1,500円 (税込)で送料は198円、3,980円以上で送料無料!なのですよ・・・
上の病院で処方される料金とほぼ変わらない。
デトランスαの敏感肌用より容量が多くて濃度は高いのに安いなんて。
もっと早く知りたかった~。
ヤフーの同じ薬局をみたらもっと安かった・・・・
90ml1,200円で送料198円。3,000円以上で送料無料だそうですよ。
6本セットならさらに安く、1,900円です。
1本あたり300円台ではないですか・・
4,500円を払っていた私は一体・・・・・・・・・・・・・・・悲・・・・
塩化アルミニウム液は自分で作れる?
上記で紹介した、えびす調剤薬局さんの塩化アルミニウム溶液の作り方です。
材料(20%濃度)
- 純度97% 塩化アルミニウム(Ⅲ)六水和物 20.0 g
- 日本薬局方 ベンザルコニウム塩化物 0.02 g
- 日本薬局方 滅菌精製水 適量
塩化アルミニウム溶液は、上記の材料を混ぜるだけで簡単に作れそうです。
自作しているサイトを探すといくつかあったので、材料さえ手に入れば自作したいとも思っていたのですが・・試薬を使って医薬品まがいのものを作るなんてありえないことで、作ってはいけないと書いてありましたので、私はやめておきます。