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この世から消えてしまいたいと強く思う日本の若者はなぜこんなに多い?

日本の若者の自殺の多さが気になる こころ

 

世界保健機関の発表で知った衝撃の現実

世界保健機関(WHO)のデータによると、世界では今も年間70万人以上(約40秒に1人という割合)の尊い命が自殺によって失われています。
この世が嫌でたまらなくなり、深く追い詰められてしまう人が世界中にこれほど多く存在しているという事に胸が痛みます。

特に日本では、長年にわたり若者の死因の第1位が「自殺」という深刻な状況が続いています。 先進7か国(G7)の中でも、若年層の死因トップが事故ではなく自殺となっているのは日本だけであり、国際的にも極めて重い課題とされています。

どんなに辛いことや嫌なことがあっても、その出来事をどう捉えるかによって次の選択肢は変わっていくはずです。
しかし現代では、そうした心の乗り越え方を親身に教えてくれる大人や、寄り添ってくれる存在が減ってしまっているように感じます。
人との深いつながりが希薄になっていることも影響しているのかもしれません。

 

日本の自殺者数の現状と推移

 

 


出典:警察庁 「令和7年中における自殺の状況」https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R08/R7jisatsunojoukyou.pdf

かつて年間3万人を超えていた時代に比べ、全体数自体は年間2万人前後と減少傾向にあります。

しかし、決して安心できる状況ではありません。
全体数が減っている一方で、学生や小中高生を含む若者の自殺者数は依然として高い水準(高止まり)にあり、非常に危惧される事態となっています。

 

若者の自殺

 

出典:厚生労働省 「若者の自殺をめぐる状況と電話・SNS 等を活用した相談事業」
https://www.mhlw.go.jp/content/001581171.pdf

 

社会を牽引する若者の死因第一位が日本は自殺であり、死亡率も高い状態です。

厚生労働省もこうした状況に対して、国際的にみても深刻であるとしています。

 

若者の自殺が多いのはなぜ?

なぜこんなにも若者の自殺が多いのか。

他サイトでこのことについて述べてある記事がないか探しました。

 

「人はみな違う」————。言葉でいうのは簡単である。

でも、実際にそれを受け入れるのは難しく、成熟社会でなければ「みな違う」と認め合うことはできない。

市場経済のど真ん中で暮す私たちは、成長ばかり目指し、成熟することを怠ってきたのであるまいか。

市場経済では、おカネが絶対的な価値を持つものであったとしても、人間にとっては、人それぞれに価値のあるものが存在する。

カネ=価値 となった途端、良い大学を出て、良い就職をし、たくさん稼ぎ、良い暮らしをすることが、価値あるものになりがちである。

「ひとそれぞれだよね」だの、「価値観が多様化している」とう文言はよく聞くけど、

まるで国葬のように、同じリクルートスーツを着た若者たちが就活戦線に挑み、

たった一回でも失敗すればレールから外され、

勝ち組だの負け組だの、何を基準にいってるのかわからないグルーピングが行われている社会の、いったいどこに「それぞれ」だの「多様化」があるというのだ。

違いを認めあえない社会とは、共同体が破壊した社会でもある。

自殺は「追いつめられた末の死」であり、「避けることのできる死(avoidable death)」————。

出典:ハフポスト
なぜ、こんなにもニッポンの若者たちは”自殺”するのか?
更新 2017年06月08日https://www.huffingtonpost.jp/kaoru-kawai/suicide-japanese-young_b_16976260.html

 

 

「豊かさのハードルが上がっていて、幸せの不感症になっているのでは?」と言われるとなんともいえないけど、男女別の要因では、日本人男性が不幸な原因は間違いなく、世間体の目が厳しく社会的なプレッシャーがあることと、根が真面目すぎて完璧さを求めるから。「社会人ならこうあるべき」、「男ならこうあるべき」など身内をはじめとする周りの目が厳しく、海外では個人主義なので我が道をいく楽観的な人も多いけど、日本人は真面目なので一定のレールから外れると生きづらくなり、ヒキコモリを選んだり自ら破滅の道に進む人も一定数いるのが現状よ。

ほかにも、勤務時間と通勤時間が長く社畜状態なのも、不幸感に拍車をかけているよね。しかも、いまの若者は年金ももらえるかわからないため貯金に励み、余暇のレジャーになかなかお金を使えず、バカンスという概念がないのも気分転換できずに鬱々してしまうことにつながっていそう。

もうひとつ日本に特徴的なのが、何か不祥事があると責任感から自殺を選ぶ人が多いということ。これは武士の時代に「切腹」という風潮があり、不祥事が起きると責任感から自害したことに由来する国民性ではないかと海外では思われているんだ。

出典:DearB
日本は○○位! 世界自殺率ランキング自殺率上位国で生きるのが苦しい理由
2017.06.13
http://english.cheerup.jp/article/5223

 

日本は長寿国で、近年は他者とのつながりも薄くなり、死と直面する機会は減っています。死を考える機会がないまま、人間関係が希薄な状況下で、備えもないまま大きな恐れに襲われる。すると、虚ろな自己のまま、「自殺」という選択肢を選んでしまう。先進諸国の中で、日本で若い世代の自殺が多いのは、このような背景がある。

 

出典:プレジデントオンライン
なぜ日本では”若い世代の自殺”が多いのか
2018年3月5日島井哲志https://president.jp/articles/-/24768?page=2

 

「いま、精神的な緊張や攻撃性の水準が高くなっている。子供の自殺統計では数値が5-6倍になっている。生活が不安定になり、貧しい場合も富裕な場合も、あまり両親が子供に構わなくなっていることが原因と見られる。富裕な家族では両親が朝から晩までビジネスに精を出すし、貧しければ仕事を2つも3つも掛け持ちして、子供のための時間を捻出できないのだ。子供がほっぽり出されてしまう。ソ連時代についてはあれこれ批判も多いが、あの時代は子供は国の庇護のもとにあった。サークルとか、課外活動、スポーツクラブといったものが、誰にも利用可能だった。」

出口はどこにあるか?精神科医のミハイル・ペルツェリ氏は次のように語っている。

「けんかしたり、健康を損ねたり、授業でヘマしたり、何かを亡くしたりした子どもは、自分を深刻に見失い、自殺という挙に出てしまう。予防に効果的な手段のひとつが、信頼にみちたお喋りというものだ。自分の問題について子どもが打ち明け、普段だったら得られないような理解や応援を受ける。これで気が安らぐのだ。そしたら全てが軽く、簡単になり、自分は受け入れられている、と理解するのだ。」

 

出典:スプートニク日本
ロシアと日本の自殺原因、部分的に一致している
2015年09月10日 https://jp.sputniknews.com/life/20150910879346/

 

まず日本で自殺が多く、欧米で少ないのには宗教観の違いがあります。

キリスト教では、自殺は罪深い行為とされており、社会の中のそういう認識が、自殺にブレーキをかけているのではと思います。

自殺が罪深いと思っている欧米の子ども達は、そう簡単に死を選ばないでしょう。

一方、仏教では自殺を否定していません。

「赤穂浪士」の浅野内匠頭の切腹を筆頭に、日本では自死を悲劇的に美しく描くことが多いですね。「死んでお詫びする」とか「潔い死」などと、基本的に死を受け入れたり、死を美化する傾向があります。

そういう文化的背景で育った日本の子ども達は、実行に移すかどうかは別として、簡単に「死んでやる!」と思いがちなのです。

 

精神的な打たれ“弱さ”

筆者が最近とても気になっていることは、「褒める子育て」や「叱らない子育て」、「子どもを傷つける言葉」や「言ってはならないNGワード」などの情報があふれかえっていて、親が子どもを真剣に叱ったり、我慢させることが少なくなっているのではないかということです。

乳幼児期に穏やかで優しい言葉しかかけられなかった子どもが、小学校へ行き始めて、成績という形で評価が表に現れた途端、親から学業成績について叱責され始めます。

幼児期に精神的な強さが身に付いていない子どもは、容易に我慢の限界を超えてしまうのです。

 

学業成績のみで判断される教育

日本では、学業成績だけで、勝ち組や負け組と評価されてしまいます。

勉強以外の能力を評価されることはほとんどありません。それは親も同じで、子どもの能力や特性などには見向きもせず、ひたすら周りと同じように進むことを求め、落ちこぼれるなとプレッシャーをかけ始めるのです。

頑張っても頑張っても、できない点ばかりを指摘され、学校のみならず家庭でも、気持ちの安らぎを持つことができません。

子どもには、「自分には価値がある」と思わせましょう。

もちろん親にとっては大事な子どもなのですが、それが子どもに伝わっているでしょうか?

「あなたは大事な子どもなのだ」とハグしてあげていますか?

ちゃんと目をみてお話を聞いてあげていますか?

子どもが頑張っていることに目を向けて褒めてあげていますか?

できないことや失敗ばかり責めていませんか?

危険なことをした時は、真剣に叱っていますか?

悪いことや間違ったことをした時は、一生懸命教えていますか?

必要な時には強い口調で叱っていますか?

子どものわがままには折れずに我慢させていますか?

 

認められ褒められることによって、子どもは愛されていると感じ、叱られ厳しく教えられることによって、子どもは親がちゃんと自分を見て指導してくれているのだと安心するのです。

親が喜怒哀楽の感情をしっかり示して、子どもに接することがとても大切です。

 

いかがですか?

経済が疲弊している現在、大学を出ても就職できないなど若者を取り巻く状況はとても厳しいです。 今の社会も、これからの社会も、もしかしたら子ども達には生きにくい社会かもしれません。

だからこそ、子どもには精神的なたくましさが必要なのです。

出典:ハピママ
子どもの自殺原因は「イジメ」より「親子の問題」が多い! 日本の自殺率が高い3つの理由
2015.12.1 平川 裕貴 http://ure.pia.co.jp/articles/-/49451

 

若年層の自殺率に影響を及ぼすと考えられる日本と韓国に共通する点

驚異的な経済成長を成し遂げたこのアジアの2国の共通点は、国民の文化的同一性と競争心が強いことです。
両国民とも国民全体の一体感や同調圧力が強く、厳しい受験に象徴される競争を重視しています。
受験や就職における激しい競争とそれに伴う心理的な負担が両国の若年層の高い自殺率に影響している可能性があるでしょう。

若年層の心性の特徴として、刺激に過敏で、主観的、感情的、不安になりやすい傾向にあり、冷静かつ客観的な考えを持つことが難しいものです。
精神的プレッシャーに伴う強い不安から悲観的になり、自殺企図のような衝動行為に至るということも稀ではありません。
そのため、若年層の人たちにとっては、時に理解ある人に自分の話を十分に聞いてもらい、精神的重圧を和らげ、自分の考えを整理する機会が必要なのです。

 

生きていること自体に価値がある

私が診療の中で感じることですが、就職や受験に失敗したり、社会的引きこもりであったり、あるいはうつ病の若年層の方を追いつめるのは、「自分は社会から必要とされていない」という考え方です。
そのような若年層の方たちは、自分の状態を恥とし、自分を責め、自殺まで考えることがあります。
誰かが亡くなったことを思い出してみればわかることですが、どのような状態にあろうと、誰であろうと、死を選ぶより、生きていること自体に価値があると考えてもらいたいものです。
周囲は本人の苦痛やそのあり方を否定せず、本人が何でも話せる関係を出来る限り維持することが重要です。

出典:アスクミー
日本の若者の高い自殺率とその予防について 2017年2月21日
鹿島 直之 精神科医 https://asqmii.com/jijico/2017/02/21/articles22580.html

 

若者の自殺の理由は、社会のあり方、家族のあり方、国民性(控えめで、相手を思いやり、自分には厳しく真面目)が複雑に絡み合っていると思います。

私自身育った環境を思い起こすと、悩みがたくさんあったにもかかわらず、親には迷惑をかけてはいけないという子供心から相談できずに、すべて自分で解決しなければいけないと思っていました。

一人で考えると気持ちがどんどんネガティブになっていくんですよね。 負のループに陥っていました。

いやなことがどんどん増えて暗い性格になっていったように思います。 もっと何でも話せる関係だったら良かったな。

家族が築き上げる一番大切なことって、何でも話せる関係作りだと思うんですよね。これ実感です。
これができなかったら家族とは言えないんじゃないかなとも思うのです。

親の方から、「悩み事ができたら一人で考え込まずに言ってね。一緒に考えるからね」とちゃんと言ってあげてください。
この一言で子供の心がすこし開くかもしれません。

私が子供の頃言って欲しかった言葉です。

話すことで心が少し元気になり、自分は受け入れられていると感じる。 ちょっとしたことなんですよね。

親に悩みを相談することが難しいなら、悩みを話せる相手をつくる。 それが難しいなら、悩みを話せる場を探し(SNSや公的機関などを利用)、理解や応援をしてもらう。

とにかく、少しずつでも心が上向きになるようにする。

この世界に生きていること自体がすばらしいんです。 それだけで価値があるんです。

まとめ

 

  • 世界で毎年約70万人が自殺している。
  • 日本は毎年約2万人が自殺している。
  • 日本は社会をけん引する若い世代の死因の第一位が自殺。

 

日本の若者の自殺が多い理由のまとめ

 

    • 違いを認めあえない社会になっている。
    • 受験や就職における激しい競争とそれに伴う心理的な負担。
    • カネ=価値 となっているため、良い大学を出て、良い就職をし、たくさん稼ぎ、良い暮らしをすることが、価値あるものになりがちである。ここから外れると社会から必要とされていないと感じてしまう。
    • 周りの目が厳しく、社会的なプレッシャーがある。
    • 日本人はマジメなので完璧を求める傾向がある。
      一定のレールから外されると生きづらさを強く感じる。
    • 仏教は自殺を否定していない。死を受け入れ、美化する傾向にある。
      また、武士の時代に「切腹」という風潮があり、不祥事が起きると社会的なプレッシャーにより自害する傾向が今も続いている。
    • 親が子どもを真剣に叱ったり、我慢させることが少なくなっているため、精神的に弱い子供が増えている。
    • 親が子供に構わなくなり、何でも話せる関係作りができなくなってきている。
      そのため、自分は愛されている、自分は受け入れられている、自分には価値があると感じることができなくなってきている。

 

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